自分に都合の悪いことから目をそらす人必見【確証バイアス】
2020.5.14
自分に都合の悪いことから目をそらす人必見【確証バイアス】

こんにちは。

少し前から腰回りの肉付きが気になり始め、いくら食べても大丈夫と謳っていた炭水化物ダイエットを始めました。

ただ、ダイエットに詳しい知人曰く、炭水化物ダイエットは逆にタンパク質を多く摂らないといけないからしんどいとのことでした。

しかし、すでに炭水化物ダイエットで成功している体験談を見てしまった私は、その様な自分に不都合な情報は聞き流してしまい、結果本当にしんどくて挫折してしまいました。

今はアドバイスに従いカロリー制限に切り替えていますが、しっかりと体重は落ちていますので、もっと早くからアドバイスを聞いていればよかったと感じています。

この様に、自分にとって良い情報だけを取り込み、都合の悪い情報を避けてしまう現象を確証バイアスといいます。

確証バイアスに関する有名な実験

下図のような4枚のカードが示され、「偶数が表に書かれたカードの裏は赤色である」という仮説を検証するにはどのカードをひっくり返すべきかと尋ねられたとする。
この回答として多いのは「8と赤色」あるいは「8」のカードをひっくり返すというものであるが、これらは合理的ではない。
なぜならば仮説の反例になり得るのは「偶数が表に書かれていて、かつ裏が赤色でないカード」だけである。
その他の組合せは仮説の検証にまったく役に立たない。したがって「8と茶色」のカードをひっくり返すのが合理的である。
多くの人がこのような問題に誤答することは確証バイアスの結果として説明される。

確証バイアス

Wikipedia




日常での確証バイアス

身近な例を挙げるとすれば、雑誌やテレビの星座占いや血液型占いが分かりやすいのではないでしょうか。

もともと占いの結果の文言には誰にでも当てはまる様なことが書かれており、自分や自分の属している血液型や星座などの結果として提示されると、当てはまる結果として錯覚してしまいます。

「でも実際に当たってるけど」という人は、確証バイアスが発生していると考えられます。

確かに誰にでも当てはまることが書かれているのだから、自分のことと一致している箇所もあるでしょう。

ただ、そうでない部分もあると思われ、その当てはまらない結果を無意識のうちに避けているのだと考えられます。

他にも自分が一生懸命取り組んでいることは確証バイアスに陥りやすい傾向にあります。

例えば、ある健康食品を摂取し続けている方がいるとして、健康食品のレビューを見て、「これを摂取すれば1ヶ月で痩せる」という文言が羅列されていた場合は、「やはり効果的だ!」と自分の意見を強化し、「全く効果がなかった」というレビューについては、「その人との相性が悪かっただけ」などの様に自分に都合の良い様に解釈をしてしまい、意識的に悪い結果を避ける様になります。

身近な例を挙げましたが、仕事での上司のアドバイスや、友達付き合い、様々なメディアで確証バイアスが生じることがありますので、主観的にならず自分の行動を客観的に見て本当に正しいと思える行動を心がけていきましょう。

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