夏の風物詩の風鈴は心理学上でも納涼効果あり!?
2020.8.23
夏の風物詩の風鈴は心理学上でも納涼効果あり!?

こんにちは。

連日猛暑日を更新し続けていますが、皆様はどの様に涼を納ているでしょうか。

室内にいるときにはエアコンをつける人が多いと思われますが、どうしても外に出ないといけない時は、この暑さはどうしようもないことでしょう。

納涼と調べると、冷たい飲み物を飲む、怪談、辛いものを食べるなど様々な方法が出てきますが、その中でも風鈴の音を聞くというものもありました。

怪談同様に非科学的な感じもしますが、実は心理学的にも涼しさを感じるということが確立されていました。

風に当たったら涼しさを感じる理由

風鈴というのは、風が吹くことで「チリンチリン」と涼しげな音がしますが、人は風に当たることで、身体の表面の肌温度が下がります。

さらに汗をかいている状態だと、汗の水分が暑さで蒸発する時に熱を奪い、体温を下げてくれます。

そして風が吹くことにより、身体の表面近くの汗の湿気を含んだ空気が飛ばされ、新たに乾いた空気が入ってき、汗の水分が蒸発しやすくなり、体表の熱が下がります。

つまり風鈴の音がする=風が吹いて体表の温度が下がるため、風鈴=涼しいと感じると考えられます。

風鈴の音で涼しさを感じるのは学習によるもの

前述の通り、風が吹いて肌に風が当たることで涼しさを感じ、そのときに軒先などにある風鈴が揺れ、音を出すことがセットで起きることで風鈴=涼しいと感じることが分かりました。

この様な状況が続くと人は、「風鈴が鳴ると涼しい」と学習する様になり、心理学ではこの様な現象をオペラント条件づけと言います。

よく梅干しやレモンを見るだけで唾液が出ると言われているのも、梅干しやレモンを食べると酸っぱさにより、一層唾液が分泌されることを学習しているため、見るだけで口に含んだ状況を想像し、唾液が出てくるのだと考えられています。




風鈴の音にはリラックス効果もある

風鈴の音を聞くと涼しさを感じると学習するとお話ししてきましたが、風鈴の音自体にも人をリラックスさせる脳内ホルモンを分泌させる高周波音を多く含んでいます。

そのため風鈴の音で涼しさを感じるのは、オペラント条件づけの学習だけではなく、風鈴の音自体に癒しの効果があるからだと言えるでしょう。

私の住んでいる場所は比較的田舎のため、軒先に風鈴もたくさん並んでいますが、職場のある都会の方に向かうと流石にあまり見かける機会はありません。

夏にあるといいことが多い風鈴を皆様もぜひ試してみませんか。

この記事がいいと思ったらぜひシェアをお願いします