こんにちは。
直接宣言をしたわけではありませんが、私は心理学について1日1勉強してその成果として記事を書いています。
大学でせっかく心理学について深く関われる機会があったのに、学んで終わりだとなんとなく悲しいので、何か形に残したいと思い初めました。
私は誰にも言わずに1人で決心して続けていますが、本来は誰かに目標を宣言することでより達成確率が上がると言われています。
宣言効果は、目標としていることを他人に宣言することで、実際に目標の達成率が上がるという心理効果です。
人は基本的に苦労をしたり、頑張ったりするのは億劫に感じる傾向にあり、1人で頑張ろうとしてもついつい自分を甘やかしてしまい、「今日はしんどいからやめておこう」、「明日から頑張ればいい」のように目標達成のための努力をしなくなることでしょう。
他人に目標を話すと、他人に話した目標像と現状の自分の不一致が起こり、一貫性の原理も働き有言実行に繋がると考えられています。
人に話すことで引くに引けない状況を作り出し、より反故に出来ないようにすることができるでしょう。
社会心理学者のデレク・シヴァースは、目標の達成には苦労とその先にある達成感が伴いますが,人に話してしまうことで目標に近づいた気になってしまい、先に満足感が得られてしまい努力から疎遠になり、未達成で終わってしまうと提唱しました。
実際に被験者約160人を対象にしたテストでは、半分の被験者に目標を宣言してもらい、もう半分の被験者には目標を宣言しないでテストに望んでもらった。
その結果、目標を宣言した被験者たちは、テストが未達成にも関わらず満足感を感じ、目標を宣言しなかった被験者たちはテストが未達成で、目標には遠いと感じる結果となりました。
このように目標を宣言したのに未達成で満足感を感じるということは、自身の成長にとって大きなマイナスになるでしょう。
前述のように相反する意見がありますが、最終的には実施する人の性格に左右されると思われます。
相手に話すことで満足感を感じてしまう人もいれば、相手に話すことで自分の言葉に責任を感じてしまい、何が何でも達成しなければいけないと思う人もいることでしょう。
そのため、目標達成には自分自身をよく知ることが大切であり、自分に適した方法を試すのが近道であると考えられます。