こんにちは。
私はよくyoutubeでジャンクPC関連の動画を見るのですが、投稿者はジャンクPC以外にも買い物依存症で買い込んでしまった商品の紹介やレビューもしています。
本人も言っていますが、買っている時が楽しくて、届いた商品にはそこまで興味がなく、家がアマゾンの未開封箱でいっぱいになっているとのことです。
この買っている時が楽しいから買い物をするというのは、心理学の気分一致効果が関係していると考えられています。
簡単に言ってしまえば、気分がいい時はポジティブな思考になり、気分が悪い時はネガティブな思考になると言う心理現象のことです。
例えば、上司に叱られた後に、後輩が上司から褒められていたらどの様に感じるでしょうか。
「普段は俺よりも仕事が出来ないくせに、何でお前ばかり褒められるんだ」
「先輩の俺が怒られて、後輩のお前が褒められるのは納得がいかない」
この様に悪い気分の時は悪い考えが先行してしまい、さらに気分が悪くなってしまう傾向が多いでしょう。
よく悪いことは続くと言われるのは、この気分一致効果が関係していると考えられています。
逆に上司に褒められた後に、後輩が上司から褒められていたら、
「あいつもよくやっているんだな、俺も頑張ろう」
「もっと頑張って先輩としていいところを見せなければ」
このようにポジティブに考えられ、結果自分にとってプラスの結果となることが期待できます。
人は買い物をしている時に、脳内で快楽ホルモンが分泌されていると言われています。
この快楽ホルモンのおかげで私たちは幸せを感じ、気分がよくなると考えられています。
気分一致効果により気分がよくなると、ポジティブな思考になったり、よい情報が目に付くようになったりします。
「限定商品」や、「新発売」などの情報が目に入りやすくなり、気分一致効果でいい気分のため、衝動的に買い物をしてしまうでしょう。
買い物をすることでストレスが解消される、さらに快楽ホルモンが分泌されいい気分を感じることができるため、クレジットカードの上限ギリギリまで買い物をしてしまったり、リボ払いを使い買い物を繰り返してしまうのかもしれません。
冷静かつ、自分の感情をコントロールするために、買い物中は気分一致効果が起こりやすく、衝動買いをしてしまいやすいということを、頭に入れておくとよいでしょう。
そして、買い物中にあれもこれもカートに入れている、やたらカートの中が多い、合計金額が自分のキャパを超えていると感じたら、気分一致効果のことを思い出し、衝動買いが楽しいのはその時だけと自分に言い聞かせ、冷静になることが大切です。
買い物依存症の人は支払額や、家に届いた大量の荷物を見て後悔をする傾向が多いため、買い物中は冷静さを保ち、同じ後悔をしてしまわないように、事前にしっかりと対策をすることが大切です。