暗黙の強化でストレスを溜めない様にするためには?
2020.5.24
暗黙の強化でストレスを溜めない様にするためには?

こんにちは。

家族、親戚、友達、恋人、会社付き合いなど生きていれば様々な人間関係があるかと思われます。

この人間関係にストレスを感じると考える人と、そうでない人と、それぞれの性格や経験により分かれることでしょう。

このストレスを感じると考える人の中には、比較が気になる方も多いと思われます。

私も「あの人の方が優れている」、「お前は劣っている」と序列をつけられることが嫌で可能な限り人間関係を限定してきました。

しかし、これらはそもそも自身の思い込みの可能性もあることを知りました。

暗黙の強化とは

暗黙の強化は、自分以外の誰かの評価に反比例して、自分の評価を自分で決めてしまう心理のことです。

例えば、自分の目の前でAさんがBさんのことを「Bさんは毎日朝早くから学校に来て勉強をして偉いね!」と褒めたとします。

そうすると聞いている自分は、「毎日朝早くから勉強をしていない私は偉くないんだ」と否定された様に感じることがあります。

逆にAさんがBさんに対して「今回はテストの点数がよくなかったからちゃんと勉強をするんだぞ」と言っていた場面を聞いた場合は、「Aさんよりテストの点がよかった私は偉い」と別に褒められていないにも関わらず、自分の評価が上がった様に感じてしまいます。

暗黙の強化は必ず発生するとは限らない

例えば、「キムタクは顔もカッコよくて、歌もダンスも上手、しかも俳優としての仕事もしていてすごいよね!」という会話を聞いたとしても、一般的な生活を送っている人には暗黙の強化が発生しないこともあります。

これはキムタクがすごいのは分かるけど、自分なんかとでは住む次元が違いすぎて特に何も感じないために暗黙の強化が起きないと考えられています。

もちろん上記の話を俳優さんやアイドルの方が聞いた場合は、同じ次元で競うライバルとして暗黙の強化が発生してしまうかもしれません。

つまり自分と身近な人や事についての評価が発生の条件と言えます。




暗黙の強化は気にしすぎないことが大切

暗黙の強化は、相手が自分のことを直接賞賛、もしくは非難しているわけではないので、その様な考えが頭に浮かんでも「暗黙の強化だな」と冷静になり、客観的に考えるのがよいと思われます。

概ね話題を切り出した人にはあなたを賞賛、非難しようという意思はないと思いますので、気にするだけ無駄なことが多いです。

賞賛されていると思う分にはまだよいですが、非難されていると思いこんでしまった場合は、ムッとして知らず知らずのうちに空気を悪くしてしまうこともありますので、やはり気にしないことが大切です。

ちなみに私は暗黙の強化のことを知ってからは、どんなに皮肉っぽいことを言われても、言葉にされなかったらノーカン思考で、出来る限りノンストレスを心がけています。

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