勉強が苦手な人必見!大切なことは最初と最後に【系列位置効果】
2020.7.31
勉強が苦手な人必見!大切なことは最初と最後に【系列位置効果】

こんにちは。

私は学生時代勉強が苦手で、いつも赤点ギリギリでテストを凌いできました。

私以外にも同じような悩みを抱えた方がいるかと思われますが、そのような方は系列位置効果を利用して勉強の順番を工夫してみるのがいいかもしれません。

系列位置効果とは

系列位置効果は、いくつかの物事を同時に記憶する時、覚える順番によって記憶の習熟に差が出るという心理効果です。

一般的には最初の方と最後の方に記憶したことの方が、途中で記憶したことよりも覚えていることが多い傾向にあります。

よく例として単語などを覚える際に扱われることがありますが、音楽の譜面や仕事の手順を覚える時にも有効とされています。

ちなみに心理学では、初めの方に記憶したことが覚えやすいことを初頭効果、最後の方に記憶したものを覚えやすいことを親近効果と呼んでいます。




系列位置効果を用いた効率的な勉強法

学生の皆様に限らず、資格の取得や副業の勉強などを画策している社会人の方にとっても日々の勉強は大変なことかと思います。

勉強が大変と感じる理由は諸説ありますが、主に反復練習が苦になっていると考えられます。

人の記憶は大きく分けて感覚記憶、短期記憶、長期記憶の3種類あると考えられています。

・感覚記憶
今すれ違った人の服の色やデザイン、髪型や香水の匂いなど覚えようとしなくても情報として入ってくるが、次の人とすれ違う頃には忘れてしまうような記憶のことです。

・短期記憶
小説の前のページの話や、スマホで電話番号を調べて電話しようとした時に番号を打ち込むまで覚えているようなごく短い記憶であり、時間にすると数十秒程度、単語の数としては最大でも9個と言われています。

・長期記憶
時間や場所・その時の感情などの特別な情報を持った思い出や、九九の段などの学校で何度も反復して行なった勉強などが記憶され、記憶できる数は無限と言われていて、なかなか忘れることもありません。

人が物を覚えるには、短期記憶に一時保存された情報を繰り返し復唱して、記憶を強化することで長期記憶として定着すると言われています。

そのため、勉強は何度も何度も繰り返し復習をする必要がありますが、この過程が大変と感じ勉強を嫌ってしまうのだと考えられています。

そのため系列位置効果を利用して、勉強時間の最初と最後の方に特に難しい内容や、試験範囲を持ってきて勉強をすると、闇雲に覚えようとするよりも効率的に覚えられるでしょう。

覚えて身につくことでモチベーションにも繋がりますので、効率的に勉強をしたい人や、現時点で勉強が嫌いな人は、系列位置効果を利用し楽しみながら学んでみませんか。

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