苦手な人との相席はあえて横に座るのが◯【スティンザー効果】
2020.7.22
苦手な人との相席はあえて横に座るのが◯【スティンザー効果】

こんにちは。

私は学校の授業で度々グループディスカッションをする機会がありました。

元々誰かと意見を戦わせるのが苦手なこともあり、簡単に論破されることが多かったです。

大人になって改めて心理学の勉強をするうちにグループでの会議では、座る場所によりその時の相手との関係性も変化する傾向にあることを知りました。

座る場所と人の関係性が分かるスティンザー効果とは

スティンザー効果はアメリカの心理学者によって提唱された、皆で席を囲む際の座る位置によって自分と相手との関係の指標になる集団心理です。

座る場所と関係性については主に以下のように言われています。

・相手が自分の正面に座る場合
反対意見を持つ傾向があり、ライバル視されていることもあります。

そのため、普段から否定的な意見を言う人の正面には座らないのがよいでしょう。

・相手が自分の横に座る場合
身体の接触距離が近くなることで親密性が高まり、良好な関係、議論などの場では味方になってくれる可能性が高くなります。

普段から意見が合わずに衝突しがちな人、対立しがちな人と同席する場合は、あえて横に座ることで、反発される可能性も減らせることでしょう。

・相手が自分の斜めに座る場合
比較的ストレスがかかりにくく、衝突が起きにくく親しい関係を構築しやすい傾向にあります。

普段から付かず離れずのような関係の人に座ってもらうのが無難でしょう。




スティンザー効果の応用例

例えばグループ会議の場では、意識しなくても相反するグループは会議席の反対側に座り、同チームや同意見の人は隣同士に座る傾向にあります。

わざわざ相反する意見の人と近くに座りたいとは普通は考えませんので、スティンザー効果を活用するなら、あえて席を指定し、よりよい会議の結論を導き出すのもよいでしょう。

他にも上司と部下の面談時にテーブルを挟んで正面に座ってしまうと、部下は上司の言葉に対して身構えてしまう傾向にあるので、少し場所をズラし斜めから話をするのがよいでしょう。

本来であれば真横が場所としては望ましですが、いきなり上司が真横に座ってきたら部下は困惑をすると思われるので、斜めくらいがちょうどよいのです。

他にも好きな子とのデートの際に、相手の正面に座ってしまうと無意識に相反する意見が多くなってしまう恐れもありますので、仲をより良いものにするためにも横や斜めに座るのが望ましいでしょう。

このように座る位置によってその場での振る舞いに変化が生じることもありますので、上手く相手の座る位置を指定してあげ、その場をより良いものに導いていきましょう。

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