【スノッブ効果】皆と同じはいやという人必読!
2020.6.14
【スノッブ効果】皆と同じはいやという人必読!

こんにちは。

先日、バンドワゴン効果により、流行り物は皆好きになるというニュアンスの話をしましたが、全ての人がそうではないと感じた人もいることでしょう。

「俺は皆と違うものがいい」、「独自性を出したい」と人と違うことやものが好きという人も少なくはありません。

この様に少数派なものほどいいという心理のことをスノッブ効果と言います。

スノッブ効果とは

スノッブ効果は、アメリカの理論経済学者、ハーヴェイ・ライベンシュタインによって提唱された、皆と同じものは価値が低いと感じる心理現象です。

自分は皆と違うもので差別化を測りたくなるため、皆がこぞって真似をする流行り物には関心が向きにくく、バンドワゴン効果とは真逆の心理と言えます。

スノッブ効果は主に、他の人が持っていないからこそ価値を感じる、他の人と一緒は嫌で違うものが欲しい、数に限りのあるものに希少性を感じ惹かれるという心理が働います。

例えば、性能は大してよくないが、「有名デザイナーがデザインしたスマホが限定100台」と売り出してあったら、性能の低いスマホが欲しいわけでもないが、限定という希少性に引かれて手に入れたくなりませんか。

限定品と言われ手に入れたくなる心理は、まさにスノッブ効果が働いていると言えます。

スノッブ効果を用いたマーケティング

バンドワゴン効果と並びマーケティング戦略として使われることの多いスノッブ効果ですが、どのような場面で有効なのでしょうか。

前提として、人とは違うものがいい、希少性がいい、と感じるスノッブ効果を刺激してあげることが大切です。

そのため、限定感を煽る様な「新型スマホ10台限り」や、「今を逃すと入手不可」などの謳い文句で希少性の高さをアピールする傾向があります。

希少性がより高いモノ、手が届きにくいモノを買ったり身につけたりすることで、人は達成感や自己満足感を感じることができます。

このようにこれらは、購買意欲や他者との差異化願望を満たすためのマーケティング戦略と言えます。




真逆だけど混在しているスノッブ効果とバンドワゴン効果

これまでのお話で、人が身につけていないものに希少性を感じ欲しくなってしまうスノッブ効果と、多くの人が身につけているから欲しくなってしまうバンドワゴン効果があることが分かりました。

これらは一見して真逆の心理ですが、マーケティングの場では、実は混在していることも少なくはありません。

例えば、「人気商品が100個限定で再販売!」という広告があった場合は、売り切れてしまうほど皆が持っている人気商品という点にバンドワゴン効果を狙い、限定100個という希少性でスノッブ効果を期待するような売り方と言えます。

少し心理学を勉強している人なら、売れない商品でもこのような誘い文句を使い、多くの人に売ろうとする人もいるので、本当に欲しいものを見定めて、くれぐれも詐欺のような目にだけは合わないように気をつけてくださいね。

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