こんにちは。
本日も私は1人で仕事をして感染防止に努めています。
日に日に猛威を振るうコロナウイルスですが、私たちには自粛することでしか対処は出来ないのでしょうか?
本日は自宅にいながらパソコン1台で、コロナウイルスの新薬開発へのお手伝いができる方法をご紹介いたします。
分散型コンピューティングプロジェクトであるFolding@homeでは日々猛威を振るうコロナウイルスの解析を進め、新薬の開発のために奮闘しています。
分散型コンピューティングプロジェクトとは、通常難解な解析などはスーパーコンピューターを使用しますが、それに変わり家庭用パソコンを複数使用し、多くの処理をそれぞれが並行して行います。
これにより、家庭用パソコンが複数台あれば、スーパーコンピューターにリソースを割かずとも同程度の処理を賄うことが出来ます。
Folding@homeでは元々はアルツハイマー、がん、ハンチントン病、パーキンソン病などの難病の解析をしていましたが、此度の非常事態を受けコロナウイルスの解析にも着手することとなりました。
自分も何か協力したい!と思ってもなんだか難しそう、、何から手をつけたらいいか分からないと思う方は少なくはないでしょう。
しかし、Folding@homeは他の分散型コンピューティングプロジェクトよりは比較的簡単に始めることが出来ます。
まずはFolding@homeのサイトへアクセスし下記をクリックしてダウンロードページへ移動します。
移動したら、下記の画面になりますので、windowsの場合は、「fah-installer_7.5.1_x86.exe」をクリックし実行します。
Macの場合は、「fah-installer_7.5.1_x86_64.mpkg.zip」をクリックし、解凍、実行します。
その後表示される画面は基本的には英語ですが、「agree」を押していけばダウンロードが完了します。
ダウンロード後はソフトが立ち上がりますので、「start Folding」をクリックして解析を開始します。
「start Folding」をクリックしてしばらくの間は画像の丸が黄色の準備中状態ですが、しばらくすると緑色の解析中状態になり解析が始まります。
この状態になったらあとは自動で解析を進めてくれますが、使用環境によって簡単な設定をしたほうがいい場合もあります。
下記の画像のバーをいじると解析の処理能力を変更することができます。
一番左が処理能力が低く、一番右が高くなります。
ただ処理能力を高くするとPCにかかる負荷も大きくなるためご注意ください。
また、処理能力のバーの右側に2つのボタンがありますが、上が常時解析するモードで、下がPCがアイドリング状態の時にのみ解析をするモードとなります。
こちらも使用状況によって適宜変更してみてください。
最後に画像左上の「Change Identity」から様々な解析チームへの参加もできます。
「Change Identity」を押すと下の画像の画面になり、左からハンドルネーム、チーム番号、パスワードとなっております。
現在SNSなどで様々なチームがメンバーを募っていますので、参加してみたいチームを見つけてチーム一丸となって解析をすることもできます。
最後に、この解析にはPCを使用することからPCの消費電力によっては電気代が思いの外かかってしまうこともありますので、業務用のすごいPCを用意するよりも、低消費電力のノートPCくらいでのんびりと進めるくらいの気持ちの方がよいかと思います。