自分に甘い人必見【モラル・ライセンシング】
2020.5.29
自分に甘い人必見【モラル・ライセンシング】

こんにちは。

私の周りの出来る人たちはとてもストイックで、自分の目指しているものに対してまっすぐ頑張っている方が多いです。

私は比較的自分に甘く、ダイエット中に誘惑に負けてスイーツを食べたり、執筆作業も書かない日もあったりです。

これはどこで差がつくのかというと、モラル・ライセンシング思考が原因であると考えられています。

モラル・ライセンシングとは

まずはそれぞれの意味について見ていきましょう。

モラル=道徳的なこと、ライセンシング=対価を得る行為という意味になります。

つまりモラル・ライセンシングとは道徳的なことで対価を得るということです。

ここでいう道徳的なことというのは、おばあさんに席を譲ってあげたとか、拾ったお金を交番に届けたという分かりやすいものも含まれますが、自分がよいと思ったことが最優先とされる傾向にあります。

例えば、今日はネットに上げる記事を2記事も書いたから、対価として明日は書かなくてもよいというように、いいことをした分だけ自分のためにならない悪いことをしたくなる現象のことを指します。

また、このいいことをした評価に明確な基準はなく、自分へ課すもののため、基本的に甘い評価となる傾向にあります。

モラル・ライセンシングはそんなに悪いことなのか?

いいことをした分だけ、自分のためにならない悪いことをしてしまうモラル・ライセンシングですが、これはそんなに悪いことなのでしょうか?

実際に頑張った自分へのご褒美と考えればそこまで悪いことではないように感じるかもしれません。

しかし実際は、いいことをした量=悪いことをした量になることは限りなく少ないと言えます。

つまりいいことをした以上に自分のためにならないことをしてしまうのです。

実際に一般的には働く時間が自由とされている個人事業主の仕事時間に関する調査では、働いている時間と休んでいる時間を測ったところ、休んでいる時間の方が長くなるという結果が出てしまいました。

確かに誰も指摘してくれる人がいない状況下で、働くか休むか好きにできるなら、ゲームをしたり昼寝をしたりして休んでしまいますよね。

つまりモラル・ライセンシング的な自分に甘い考えの人は、そうでない人と比べると生産性が低く、結果的に損をしてしまうことになります。




モラル・ライセンシングを防ぐには

ご褒美やちょっとした休憩の名目でだらだらと作業が出来なくなってしまうため、意を決してまずは作業環境に身を置くことから始めるのがよいでしょう。

机に座ってパソコンをつける、ソフトを立ち上げるなどの簡単な作業から行い、ライターでしたら100文字だけ書く、イラストレーターでしたら構図だけ考える、などの作業を小分けにして一つずつタスクを達成していきましょう。

人は最初は億劫だった作業も、5分もすると気分が乗ってきて、その後は集中力が高まり、生産性が上がる生き物ですので、最初の5分だけとにかく頑張るように考えましょう。

また、それだけでは休憩時間がその分伸びてしまいますので、必ず作業時間>休憩時間となるように明確に時間を決めて作業をするのがよいでしょう。

会社員の方は分かると思いますが、社内での休憩時間が1時間と決められているから、嫌でも作業に戻らないといけませんよね。

同じように自分で作業時間が決められる様な状況であっても必ず休憩時間は決めるようにしましょう。

生産性の向上にはメリハリが大切なため、自分に厳しく、でも休む時はしっかりと休んで作業効率を上げて、人と一歩差をつけられるように頑張りましょう。

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