こんにちは。
日本では多くの学生、サラリーマンは月曜日から金曜日まで働き、土日を休み、再び月曜日から金曜日まで働くことが多いでしょう。
私も正規雇用されていたサラリーマン時代は金曜日の夜がウッキウキで、土曜日に通常時のテンションとなり、日曜日になり徐々に憂うつ度が上がっていき、月曜日の朝は憂うつ感のピークでした。
この日曜の夜に憂うつ感が高まることは、国民的アニメの放送日時に因んでサザエさん症候群と呼ばれることもあります。
前述の通り、日本の学生、社会人の一週間は月曜日から始まることが多いです。
当然土日の休み明けの仕事始めは憂うつ感が高く、学校や職場への足取りは軽いものではないことでしょう。
特に日曜日の夕方あたりから休みの終わりが見え始め、「明日から仕事」と現実を突きつけられ憂うつな気分になる人は決して少なくはないでしょう。
また、日本では多くの地域で日曜日の夕方にサザエさんが放送されます。
月曜日に学校、会社に行きたくない憂うつ感が高い日曜日の夕方に放送されることから、サザエさんを見たら休みが終わると認識し、サザエさんを見ること自体が嫌という方もいます。
サザエさん症候群という名称からギャグっぽい印象を受けてしまいますが、当人たちにとっては深刻な問題で、月曜日になる軽度のうつ病、もしくは適応障害の一種とする説もあります。
日本では月曜日前の憂うつ感を表す症状をサザエさん症候群と呼んでいますが、実は日本以外にもサザエさん症候群は存在します。
この様な症状は世界的には憂鬱な月曜日の意味を持つブルーマンデーと呼ばれ、日本でのサザエさん症候群とほとんど同義となります。
このことから日本人だけでなく、世界的に見ても休日明けの月曜日は憂うつな気分を感じることが伺えますね。
学業、仕事が始まる月曜日というだけで心的ダメージは大きいですが、ある企業の調査によると、実際に心臓への負担が大きい曜日、ならびに時間帯は月曜日の朝という調査結果もあります。
また、男性の自殺が最も多いのも、月曜日の午前中という調査結果があり、仕事始めの曜日という要因もあり心身共に危険な曜日であると考えられます。
企業の対策として、休日を日曜、月曜にずらしたり、月曜日の始業時間を午後からにするなどの対応をして、社員の心的負担を減らそうとしている企業もあるとのことです。
また、個人で出来る対策として、毎週月曜日の仕事に向けてのルーティンワークを決めておくことが有効という意見もあります。
月曜日に学校、会社へ行きやすい様にカバンの中身の整理をする、作業のスケジュールを立てておく、次の休みは何をしようか予定を入れておくなど小さな作業をこなし、月曜日の本格的な作業への足がかりとします。
気乗りしない作業でもやっていくうちに乗ってくる、作業興奮の原理を利用し、負担の小さい作業から、新たな一週間を始める際の倦怠感を抑える効果も期待できます。