こんにちは。
少し前に「母の日」という日頃の感謝を伝え、プレゼントを渡し労う日があったのですが、母が遠方に住んでいるため、直接プレゼントを渡すことが出来なく、毎年アマゾンでプレゼントを購入し、LINEや電話で感謝の気持ちを伝えています。
母の日のプレゼントというとカーネーションが有名ですが、アマゾンで「母の人」と検索をするとタオルやアクセサリー、お菓子など様々な品物があり、何をあげたらいいのか迷ってしまいます。
そのため、価格と評価を天秤にかけ、プレゼントを選ぶようにしています。
ウィンザー効果は本人から聞いた情報よりも、第三者からの情報の方が信頼性が高くなるという心理のことです。
これはアメリカの作家の「伯爵夫人はスパイ」という作品に登場するウィンザー伯爵夫人という人物の、「第三者の褒め言葉がどんな時も一番効果があるのよ、忘れないでね」というセリフと夫人の名前にちなんでいると考えられています。
第三者ではなく本人からの情報の方が信頼性があるように感じますが、面と向かって「君の書く記事は素晴らしいね」と褒められると、何となく嘘臭かったり、何か裏があるのかと考えてしまいませんか?
それよりも「◯◯さんがあなたの記事は素晴らしいと言っていたよ」と第三者に聞いた方が本当にいいと思ってくれているんだと感じるのではないでしょうか。
これは一般的に情報を提示する人間に嘘をついてもトクがないため、嘘はついていないと感じ、信頼性が向上すると考えられています。
つまり、たとえ本人ではない第三者からの情報だとしても、本人と仲の良い知り合いからの情報ではウィンザー効果は薄くなると考えられています。
会社の社長の部下がいくら「社長は本当にいい人」と言っていても、ゴマをすっていたり、何か裏があると普通は考えてしまうことでしょう。
そのためウィンザー効果は情報と利害関係がない人ほど高い効果が期待されます。
私たちの日常にもウィンザー効果はたくさん存在します。
例えば冒頭でも取り上げたアマゾンの商品に対するレビューやグルメサイトのお店の評価が有名でしょう。
アマゾンもグルメサイトも基本的には評価をつける人との間に利害関係はないため、信頼性が高く、多くの人が評価を参考にしていることでしょう。
しかし近年では、ウィンザー効果を悪用した手法も多く出回る様になっています。
お店の人間が故意に高評価をたくさんつけて、ウィンザー効果によりお客さんを獲得しようという典型的な手法ですが、ユーザーは評価に対してあまり疑問を持たない傾向もあるため、ハマる方はハマってしまうことでしょう。
この様なサクラの被害に合わないためには、様々な口コミを見てみて、評価に大きな矛盾がないかを確認したり、アマゾンでは大量の高評価をつけるために中国人のサクラを使うことも多いため、明らかにおかしい日本語がないかを確認したりして事前にリサーチを行うのが有効だと思われます。
せっかくの楽しいお買い物ですから、粗悪品をつかまされない様に気をつけつつ、ショッピングを楽しみましょう。