こんにちは。
私は基本的に家で仕事をしていますが、必要があれば先方の事務所へ行くこともあります。
しかし過敏性腸症候群持ちの私は、電車、バス、車での移動が難しく、最短ルートの電車でも7駅くらいは離れています。
何も対策をしないで電車に乗ると、だいたい途中下車をすることとなりますが、ある程度対策をしてから乗れば、概ね何事もなくたどり着けます。
以下には私が試している方法もありますので、ぜひ参考にしてみてください。
プラシーボ効果は人間の思い込みの力を利用した、本来薬としての効果はないが、効果があるといい服用させると、その効果が現れるというものです。
例えば、車酔いを起こしている子どもに普通の飴を酔い止めと言って服用させると、酔い止めと思い込み、車酔いの症状も改善されたケースもあります。
他にも、下痢や不眠に対してもプラシーボ効果は高い効果が期待できるとされています。
また、プラシーボ効果は薬だけではなく、手術が必要な患者を手術室に運んで、何もせずに部屋に戻したところ、手術を受けたと思い込んでいる患者の怪我は、回復傾向を見せたそうです。
前述した様にプラシーボ効果は、本来得られない効果を思い込みにより得ることができるため、様々な場面で活用されています。
ただ、プラシーボ効果はいい側面だけではなく、ノセボ効果といいマイナスの思い込みにより、悪い効果が得られてしまうこともあります。
例えば、薬の処方時に副作用が少ない薬を副作用が強く出ると言って処方すると、副作用が強いと信じ込んでしまい、強い副作用が出ると考えられています。
他にも1883年に死刑囚を対象としたブアメードの血という人の思い込みを利用した人体実験があります。
これは死刑囚の手足を固定し、目隠しをし、足に少しだけ傷をつけ、死刑囚に容器から滴る水の音を聞かせ続けるというものです。
死刑囚には事前に「人間は三分の一の血液を失うと死ぬ」という情報を伝えておき、放置をします。
実験者が「どれくらいの血が流れましたか?」と別の実験者に問いかけ、「間も無く三分の一です」と回答したところ、死刑囚はショック死を起こして亡くなりました。
これは水を滴る音を自分の血液と錯覚し、三分の一の血液が失われたからもう直ぐ死ぬと思い込みショック死を招いたと考えられています。
この様にプラシーボ効果は悪用すると取り返しのつかないことになることもあります。
怖い話もしてきましたが、正しく使用すれば良い効果が得られることが多いので、過度に警戒をする必要はありません。
冒頭の話の続きですが、私は主に電車に乗る前に整腸剤を服用してから乗る様にしていますが、もちろん整腸剤に腹痛を抑える即効性はありません。
ただ私は整腸剤を飲んだら大丈夫と信じきっていて、飲んだという安心感も手伝い電車内で腹痛を起こす頻度は大幅に減っています。
ただ、プラシーボ効果は思い込みの力を利用していますので、本人が信じていない場合は効果が期待できないため、注意が必要です。