こんにちは。
近年SNSやメディアでも取り上げられることもある女装ですが、ひと昔前は男性が女性服を着ただけのような、ザ・女装みたいな物が多い印象でした。
ただSNSで流れてくる自撮り画像の子たちはとても可愛らしく、女性と言われても疑わないほどの容姿をしています。
女装をするにはファッションや流行り、自撮りへのコメントで承認欲求を満たすなど様々なものが考えられますが、性倒錯により興奮を得るためという理由もあります。
オートガイネフィリアは日本では「自己女性化愛好症」や「自己女性化偏愛性倒錯症」とも言われていて、性倒錯の一種と言われています。
カナダの学者さんによって提唱されたものですが、日本ではまだ正式な定訳はありません。
主に女性の服や下着に興味を持ち、身につけてみたいという欲求があり、実際に身につけると強い性的興奮を感じる傾向にあります。
女性化した自分とそのシチュエーションに強く興奮し性的な欲求を満たしたくなります。
そのため、性同一性障害(GID)の方や、女装をファッションとして楽しんでいる方とは、同じ女性服を身につける点は同じですが、考え方が根本的に異なると言えます。
オートガイネフィリアの方達は、性的興奮を得るために女装をするのです。
例えば性同一性障害の方は当然性自認は女性であり、ファッションとして女装を楽しんでいる方の多くは性自認が男性だと思われます。
それではオートガイネフィリアの方においてはどうなのでしょうか?
オートガイネフィリアの方は、男性としての自分が、女性になりきることで性的興奮を覚えている状態です。
そのため、性自認が女性の場合はそもそも上記が成立しないため、オートガイネフィリアの方の性自認は一般的には男性と考えられています。
例えば性同一性障害の方の性対象の大多数は男性と考えられています。
これは一般的な女性の方の性対象が男性であるのと同様で、性同一性障害と言えど、彼女たちは女性と何も変わらない存在と言えます。
一方、オートガイネフィリアの場合、性対象は必ずしも男性が多いとは言い切れません。
オートガイネフィリアの方は、自分が女性になりきることで性的興奮を覚えるので、むしろ女性化した自分が性対象と考えられています。
そのため性対象は女性であることが多いとされています。
ただ、女装をしているときは男性と性行為が出来るが、男性の姿では女性とでなければ無理という意見もあります。
これは女装をしている自分に性的興奮を覚えている状態で、性対象は自分自身であり、男性と性行為をしている女装をしている自分自身に興奮していると考えられています。
男性は女装の方に性的興奮を覚えているのに、女装の方は自分自身に興奮の矢印が向いているのですから、何だか男性の方がかわいそうにも感じますが、お互いが楽しめているのならそれはそれでいいのかもしれませんね。