愛される負け犬は強者を凌駕することも!?【アンダードッグ効果】
2020.8.11
愛される負け犬は強者を凌駕することも!?【アンダードッグ効果】

こんにちは。

私は時折友達と64やファミコンなどのレトロゲームを引っ張り出して来て、対戦をして遊ぶことがあります。

マリオカートやスマブラ、ボンバーマンなど有名なラインナップを一通りやりますが、私は基本的にゲームが下手くそなので、全く勝つことが出来ません。

なんどやっても勝てず、同情で様々なハンデをつけてもらっても勝てないので、ゲーム音痴を極めているのだろうと諦めています。

ゲームの件と全く同じではありませんが、このように負けている人に対して同情し、声援が集まる現象をアンダードッグ効果と言います。

アンダードッグ効果とは

アンダードッグ効果は、対戦の勝敗や選挙などの投票の結果予測で、不利な状況にある方を応援したくなる心理効果のことです。

一生懸命頑張っているのに結果が出ない人を見ると「努力が報われてほしい」、「勝ちの喜びを知ってほしい」、「可愛そうだから応援してあげよう」などの同情心が働き、ついつい応援してしまう傾向にあります。

前述のゲームの例でも友達は対戦相手にも関わらず、私が勝てるように様々な工夫をしてくれるので、これも一種のアンダードッグ効果であると思われます。

ただマリオカートで30秒のハンデやコントローラーを反転しての操作、視界を制限してのプレイなどのハンデをもらっても勝てないので、多分もう何をしても勝てない気はします。




アンダードッグ効果の具体例

例えば野球の応援をするときに、多くの方は地元の球団を応援すると思われます。

このときに負けている方を応援したくなったり、怪我から復帰したばかりの選手がいるチームを応援したくなったら、アンダードッグ効果が働いていると考えられます。

他にも業績の悪いと思われる営業の人と契約をしてあげたくなったり、アイドルや政治家の選挙で得票数の少ない人に投票して応援したくなるのも、典型的なアンダードッグ効果と言えるでしょう。

また、競馬では113戦して1着を取れず、負け続けて愛された競走馬として有名なハルウララという競走馬がいました。

何度負けても懸命に走る姿が感動を呼んだハルウララの馬券は飛ぶように売れ、ハルウララが走るたびにファンが増えたと言われています。

このように一生懸命頑張っても結果が出ないことに対して、人は応援したくなると考えられます。

圧倒的な実力がある人ももちろん魅力的ですが、頑張っても結果が出ない人を愛おしく思い、応援したくなる魅力もあります。

漫画やドラマでも弱小校が頑張る話が有名なことから、比較的多くの方がアンダードッグ効果を体験しているのだと思われます。

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