ヤンキーが子どもに優しくしている場面にキュンとする心理【ゲインロス効果】
2020.7.30
ヤンキーが子どもに優しくしている場面にキュンとする心理【ゲインロス効果】

こんにちは。

私が幼稚園くらいの時に住んでいた家の近くに常にヤンキーがいて、日々怖い思いをしていたことがありました。

ある日1人で遊んでいると道路で盛大に転び、血まみれになって泣いていた所、いつも家の近くにいたヤンキーが寄って来てくれて、慰めて家まで手を引いてくれたことがあり、人生初めてのキュンを感じました。

いかにもなヤンキーが実はすごく優しいというギャップですが、このギャップは心理学ではゲインロス効果と言われています。

ゲインロス効果とは

相手への印象は大きく分けてマイナスとプラスの2つに分けられています。

ゲインロス効果は、このうちのマイナスの印象を持った状態でプラスな面を見ると、何もない状態でプラス面を見た時よりも一層ポジティブな印象を受けるという心理効果です。

近頃よく聞くギャップ萌えというのもゲインロス効果によるものであり、見せる順番により簡単に自分の印象を良く見せることが出来ます。

そのため、最初にプラス面を見せてからマイナス面を見せてしまうと、「あんなにいい人が、、」のように親近効果も合わさりマイナスな印象を与えてしまうので注意が必要です。

ゲインロス効果の具体例

冒頭のヤンキーの例では、ヤンキー=怖い、暴力的なイメージを持っている人が多く、そのヤンキーが子どもや動物に優しくしていたら相反する印象が強く残り、ゲインロス効果がより強く見られると考えられています。

これがニコニコした好青年が子どもや動物に優しくしていても、イメージ通りでありあまり印象には残らないことでしょう。

他にも天然っぽい人が仕事が出来たり、チャラチャラした見た目の人が恋愛に対して一途でピュアだったりするなど、マイナスとプラスのギャップが大きいと相手に与えるプラスの印象も大きくなります。




ゲインロス効果の恋愛への応用

例えば合コンに行った時に皆様はどのように振る舞うでしょうか。

多くの人は相手にいい面を見せようと頑張ってアピールをすると思われますが、心理学的にはあえて大人しく振る舞うのがよいでしょう。

会話に対しても無難な相槌や、あまり目を見ないで話をしておき、連絡先を交換していざ2人で会う時に普通に接することで、「思ったより話しやすい」、「話が弾んで楽しかった」のように好印象を与えることが出来ると思われます。

逆に100%の力で頑張りすぎてしまうと、そこからいい関係になったとしても100%の力が保てなくなり、ゲインロス効果とは逆の結果になってしまうことが考えられますので、あまり肩に力を入れずに頑張りすぎないようにするのがよいでしょう。

ただあまりにも力を入れないと、そもそも連絡先の交換にも至らないこともありますので、相手の様子を見ながら程よい自分を見せるようにしましょう。

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