面接時に姿勢を正さないといけない理由とシンメトリー効果
2020.7.23
面接時に姿勢を正さないといけない理由とシンメトリー効果

こんにちは。

学生、社会人問わずこれまでの人生で一度は面接という機会があったことと思います。

その面接の場では皆様のどのようなところが見られているか気にしたことはありますか。

面接の場では、志望動機や職歴、応募者からの質問など、履歴書やメールのやりとりで分かる内容には意識はそこそこにし、対面でしか分からないことから人物像を読み解こうとするとのことです。

例えば面接中の視線の動きや、手足を組んでいないか、傾聴姿勢が取れているかなど面接の場にふさわしい態度で臨めているかで、その人の内面を見ている傾向にあります。

そのため基本的には背筋を伸ばして手足も組んだりせずにまっすぐにし、相手の目を見て傾聴姿勢を取るのが好ましいとされています。

それではそもそも人はなぜこの姿勢だと好感が得られるのでしょうか。

そこにはシンメトリー効果という心理効果が関係していると考えられています。

シンメトリー効果とは

シンメトリー効果は、人が対称のものに対して、誠実さや美しさを感じ、好感を持つという心理効果です。

対象とは上下左右だけでなく平面でなく立体であれば、前後や斜めも含まれます。

シンメトリーなものが与えることが出来る印象として誠実感や信頼感、安定感や安心感などポジティブな内容なものが多く、特に誠実感や信頼感などの側面は面接でも重視されることから、面接時の姿勢は大事と言うことが分かります。

足を組んだり、首を傾げたり、猫背になるなどはシンメトリーを崩すこととなりますので、きれいな姿勢で相手にいい印象を抱いてもらえるようにしましょう。

また、身体だけでなく表情もシンメトリー効果の対象となります。

偏見もあるかと思われますが、世間一般ではパーツの整った顔の人は好かれる傾向にあり、有名人なども顔のパーツが左右対称であったり、整っている傾向が多いと思われます。

有名人においては人柄や演技の上手さなどの付加価値もあるかと思いますが、根底には信頼感や誠実な印象を与えることが出来るシンメトリーな顔立ちも関係していると思われます。

実際に某テレビでの調査では、何も知らない面接官に顔の整ったモデルさんと一般大学生を同じ条件で面接した結果、モデルさんが選ばれる傾向にあり、やはり少なからず見た目というものも関係してくるのだと考えられます。




シンメトリー効果の具体例

シンメトリー効果は、私たちが普段目にする街中のポスターやネットの広告など、身の回りに多く使われています。

写真や文字の配置を左右や上下対称にすることで、見た人に好印象を与えることができるでしょう。

他にも西洋の建築には、左右対称のものが多く、古い宮殿などは左右対称に作られているものが非常に多い傾向にあり、これにより、建物から安定感を感じやすくなります。

また家の内装も対称にすることで安心感を与えるようなインテリアにできます。

もちろん前述の人の行動にもシンメトリー効果は活用されています。

人と接する時によりよく見られたい場合は、シンメトリーを意識するようにしましょう。

この記事がいいと思ったらぜひシェアをお願いします